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台風21号による停電
9月4日の台風21号、数日前からの進路予報などを参考にして、通所利用の停止を決めていました。そして当日。暴風雨による人的被害はありませんでしたが、飛来物が原因と思われる電線の断線により停電が起こりました。数分前に屋外に置いていた掃除用具のロッカーが倒れ、片付けに行くと、すぐそばの倉庫が数十センチほど動き、しばらくしての停電でした。今回の停電は予想以上に復旧までの時間を要し、当日の午後2時過ぎから翌日の午後5時過ぎまで、およそ27時間にも及びました。停電から復旧までの間は、電気製品以外に、高架水槽を使っている水道も断水、さまざまなセンサーが作動しないためガスも使えない状況となりました。食事は非常食で対応、階間の移動はスロープで介助しての移動となり、大きな負担となりました。復旧の目処も立たないこと、非常灯も数時間で消えてしまったことから、社会福祉協議会や近隣の事業所に協力いただき、照明器具と予備の非常食を用意しました。それでも、エレベーターが使えない、テレビが見れない、ナースコールが使えない、冷房が使えない、などなど、非常に不安でストレスのかかる状況が続きました。
停電から復旧しロビーの灯りが点いた時には皆が大喜びすると同時に安堵から力が抜けそうになりました。
数ヶ月前の大阪北部地震、そして今回の台風と、自然災害による被害を受け、施設の防災について今一度考えていかなければ痛感させられました。
最後に、スタッフの頑張りと協力いただいた事業所の方々、応援を申し出ていただいた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。